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中点連結定理は喩えるならアーサーやウリエル
   「三角形の 2 辺のそれぞれの中点を結んだ線分は、 残りの 1 辺と平行であり、線分の長さはその辺の半分となる」
    平面幾何で登場する
中点連結定理。特に平行四辺形であることの証明問題などで用いることが多い。
    中学生クラスの数学の授業で「中点連結定理を使うと、同時に平行であることと線分の長さが二分の一であることが言える。2つの技が利用できて使い勝手がいい点では、喩えるならアーサーやウリエルみたいなものだ」と説明すると、「とっても分かりやすい」と即座に反応があった。もちろん、中にはキョトンとしている人(どちらかというと真面目なタイプ)もいた。
    この例えは、今時の子供達の大半が「モンスト(モンスター・ストライク)」というゲームをやっていることを前提としている。数多くのキャラクターがある中で、アーサーやウリエルはアンチ・ダメージウォールとアンチ重力バリアという二大ギミックに対応できるアビリティーを併せ持っている。
    真理は変わらないものだが、その表現方法は時代とともに移り変わっていく。若い世代に真実を伝えていくにも、工夫が必要なのだ。ちなみ韓国では「工夫」と書けば勉強を意味する。勉強するということは工夫することでもあるのだ。

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【2018/04/23 10:42 】 | おもしろ授業 | 有り難いご意見(0)
「めだかの学校」は誤訳にあらずーー妄想は1つの事実ではじけ飛ぶ
「school of medaka」を何と訳しますか? 「めだかの学校」と和訳したくなりますよね。実はschoolには学校以外に「群れ」という意味もあるんです。だから「めだかの群れ」と訳すほうがしっくりときます。

   「めだかの学校は川の中~♪」
    この有名な童謡は英語の歌詞の誤訳から生まれた。そして国民的なヒット愛唱歌となった……⁉。
歴史研究家はとかく自説の論証の見事さや天啓的なインスピレーションに溺れて妄想に陥りやすい。邪馬台国○○説のほとんどはそのたぐいではないか?
    「めだかの学校・誤訳説」は少し英語の知識のある人なら、なるほどと思わず納得しそうになる。しかし、実際この歌は日本人による作詞作曲であり、その感動的ないきさつは随所で紹介されている。膨らんだ妄想は1つの事実ではじけ飛ぶ。古代史の探求はこの妄想との闘いでもある。

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【2018/04/22 09:39 】 | おもしろ授業 | 有り難いご意見(0)
熟田津の歌を土佐弁で解釈すると
    額田王には有名な「にぎたつ」の歌がある。

熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕(こ)ぎ出でな
                                           (万葉集 巻1・8)

   「~な」「〜なや」は土佐弁で禁止の表現である。ある人が「準備運動せんずつ、骨折りな」と言ったら、「何てひどいことを言うの」と誤解されたという。「準備運動もしないで骨を折りなさんな」という親切心からの声かけであったが、県外の人には反対の意味に聞こえた。
    さて、熟田津の歌は通説では「潮も満ちてきた。さあ今、漕ぎ出そう」といったニュアンスで訳される。しかし、土佐弁では「漕ぎ出でな」は「漕ぎ出すな」という意味になる。
    唐・新羅の軍勢にはかなわないので、もう潮時だから白村江の戦いに行くのはやめなさいと天智天皇を制止しているように聞こえるのは気のせいだろうか?
    このように、土佐弁の中には古語的表現が残っているように見受けられる。「〜にかあらん」という推量表現も普通に使われている。「熟田津」の歌も本来は上記のような意味だったのかもしれない。

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【2018/04/19 10:04 】 | おもしろ授業 | 有り難いご意見(0)
フレミングの左手の法則から見える歴史の真実
左手の中指を電流の向きに、人差し指を磁界の向きに合わせると、親指の差す方向が力の向きを示す。理科の授業で習った「フレミングの左手の法則」である。
   ところが最近は手のひらで教えているところが増えた。左手の4本指を電流の向きに合わせ、磁石のN極からS極に向かう磁力線を手のひらで受けとめると、親指の差す方向が力の向きを示す。
   なぜそう教えるようになったかと言うと、3本指を使っている時に指がつったというので、教育委員会に苦情が行ったらしい。
   本当かどうかは確認していないが、生徒にも受ける話なので使わせてもらっている。考えてみれば、歴史の一側面をよく表している事例かもしれない。
   例えば、ある人が「そうじゃ、そうじゃ」と言ったので「蒼社川」と名前が付いたといった地名成立譚はいかにも後付けっぽいけれども、話として面白いければ独り歩きして広まっていくことがある。
   歴史を概観する時に、このようなフィルターをかけて真実を見きわめる資料批判の目を持ちたいものである。

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【2018/03/15 00:12 】 | おもしろ授業 | 有り難いご意見(0)
オイラの定理2017
<2017年度入試予想問題>

問1. a+b=2017となる自然数a,bの組は何組あるか?

問2. a^2+b^2=2017となる自然数a,bの組は何組あるか?

問3. a^3+b^3=2017となる自然数a,bの組は何組あるか?


実際には、こんな出題はありませんでした。何となくオイラーの定理じゃなくてフェルマーの最終定理を連想しませんか?
解けた人は、問1~3の答えを合計してみて下さい。オイラの作ったオリジナル問題です。


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【2018/02/03 12:18 】 | おもしろ授業 | 有り難いご意見(0)
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