中1生の皆さん、もうすぐ中学校に入ってから最初の中間テストになります。テスト対策は早目に計画的にやっておきましょう。 1学期といえば、理科では「花のつくりとはたらき」について学んでいると思います。 花には、おしべ、めしべ、花弁、がくがあり、めしべの先端部を柱頭、下のふくらんでいる部分を子房と言います。子房の中には胚珠という小さな粒が見られます。おしべの先端部には葯(やく)という小さな袋があり、その中に花粉が入っています。花弁は、花によって色や形がさまざまで、アブラナのように花弁が1枚1枚はなれている花を「離弁花」、ツツジのように花弁がひとつにくっついている花を「合弁花」といいます。
花を咲かせ、種をつくる植物をまとめて種子植物と言います。そのうち、胚珠が子房に包まれている植物を「被子植物」、子房がなく胚珠がむき出しになっている植物を「裸子植物」といいます。この分類は知っているかもしれませんが、念のため覚え方を教えておきます。 「生存競争で種子植物のなかまは必死らしい」 被子(ひし)裸子(らし) 子孫を残すためには、めしべの柱頭に花粉がつく(受粉する)必要があります。受粉すると、胚珠が種子となり、子房がふくらんで果実ができます。この辺りはテストにもよく出されますので、しっかり覚えましょう。 どっちがどっちだったか忘れたときには、しりとりをしてみましょう。 「はいしゅ→しゅし→しぼう→う、う、う……熟れた果実」 アブラナやツツジのように大きな花はさきませんが、マツにも花がさきます。マツの花には雌花と雄花があり、花弁やがくはありません。雌花は子房がなく胚珠はむき出しになっており、雄花の花粉が雌花の胚珠につくと、胚珠は種子となりますが、子房がないので果実はできません。コブクロの曲『桜』の歌詞に「実のならない花も……♪」とあります。あれは実は裸子植物のことを歌っていたんですね。裸子植物のなかまにはマツ以外にもスギやイチョウ、ソテツなどがあります。 PR |
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