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フレミングの左手の法則から見える歴史の真実
左手の中指を電流の向きに、人差し指を磁界の向きに合わせると、親指の差す方向が力の向きを示す。理科の授業で習った「フレミングの左手の法則」である。
   ところが最近は手のひらで教えているところが増えた。左手の4本指を電流の向きに合わせ、磁石のN極からS極に向かう磁力線を手のひらで受けとめると、親指の差す方向が力の向きを示す。
   なぜそう教えるようになったかと言うと、3本指を使っている時に指がつったというので、教育委員会に苦情が行ったらしい。
   本当かどうかは確認していないが、生徒にも受ける話なので使わせてもらっている。考えてみれば、歴史の一側面をよく表している事例かもしれない。
   例えば、ある人が「そうじゃ、そうじゃ」と言ったので「蒼社川」と名前が付いたといった地名成立譚はいかにも後付けっぽいけれども、話として面白いければ独り歩きして広まっていくことがある。
   歴史を概観する時に、このようなフィルターをかけて真実を見きわめる資料批判の目を持ちたいものである。

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【2018/03/15 00:12 】 | おもしろ授業 | 有り難いご意見(0)
オイラの定理2017
<2017年度入試予想問題>

問1. a+b=2017となる自然数a,bの組は何組あるか?

問2. a^2+b^2=2017となる自然数a,bの組は何組あるか?

問3. a^3+b^3=2017となる自然数a,bの組は何組あるか?


実際には、こんな出題はありませんでした。何となくオイラーの定理じゃなくてフェルマーの最終定理を連想しませんか?
解けた人は、問1~3の答えを合計してみて下さい。オイラの作ったオリジナル問題です。


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【2018/02/03 12:18 】 | おもしろ授業 | 有り難いご意見(0)
縄文人はカレンダーを持っていたか?
 大晦日。今年ももうすぐ終わろうとしている。
 ところで縄文人はカレンダーを持っていただろうか? 時々、生徒たちに質問することがある。当たり前のように彼らは「持っていなかった」と答える。ここからが冬至スペシャル授業の始まりである。
 最近の子供たちは冬至を知らない。いや、夏至・冬至の二至、春分・秋分の二分を併せた二至二分が何月なのかもよく分かっていない。「春分が3月、夏至が6月、秋分が9月、冬至が12月、世界のナベアツ!」と教えてあげると「先生、それ古い」と言われる。けれども、こうやって教えたことはなかなか忘れない。記憶のフック付けという技術である。
 「縄文人がカレンダーを持っていたかどうかを知るには何を調べたらいい?」と、さらに問いかける。賢い子からは「遺跡」という答えが返ってくる。「では、縄文時代の遺跡といったら何?」
 「吉野ヶ里」
 「それは弥生時代」
 といったやり取りをしながら、とくに重要な3つの遺跡を時代と場所をセットで確認していく。そして縄文時代を代表する三内丸山遺跡の登場である。この遺跡、何がすごいかというと、直径1メートルの柱跡が4.2メートル間隔で6本分見つかったこと。そこには巨大な建造物があったことになる。縄文時代、東北地方は先進地だったのだ。
 普通、建物は東西南北を意識して建てられる。この巨大建造物は真東よりも約30度ほど北に向けて建てられている。夏至の日の日の出の方角を表しているという説もあるが、誤差が大きすぎるようだ。逆に見ると真西よりも約30度ほど南を向いているともとれる。そこである人が冬至の日(12月下旬)、雪の積もる青森県の三内丸山遺跡に行って、日が沈むのを待った。すると、日没の瞬間、3本の柱の影がピッタリ重なったという。まさに冬至の日没の方角に合わせて建てられていたことになる。
 これだけなら偶然の一致とも考えられないこともない。お隣り、秋田県に行くと大湯ストーンサークルという、やはり縄文時代の遺跡がある。大小2つの環状列石があり、大きいほうの円の中心から小さいほうの円の中心を結ぶ線は夏至の日没の方角というふうに説明してある。だが実際は、小さいほうから大きいほうを見た方角がちょうど冬至の日の出の方角により一致するという。
 やはり、縄文時代当時の人は冬至を知っていたようだ。今のような紙のカレンダーはなくとも建造物等を利用して歳月の移り変わりを読みとっていたのだ。その頃は1年の節目を冬至としていたのではないだろうか。
 「今日の授業は面白かった」。自然にこぼれた小6の女の子の感想が何より嬉しかった。

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【2011/12/31 08:24 】 | おもしろ授業 | 有り難いご意見(0) | トラックバック(0)
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