自然界に存在するものは大半が2種類以上の物質が混じり合った混合物の状態で存在しています。そのような混合物から純物質を分離するには大きく6種類の方法があります。「ろくろ再上昇中」と覚えてください。 ろ……ろ過 くろ…クロマトグラフィー 再……再結晶 上……蒸留(分留) 昇……昇華 中……抽出 ところで、「ろくろ」って知っていますか? 砥部焼で有名な愛媛県伊予郡の砥部町に行くと陶器作り体験をさせてくれますよね。粘土をこねて、ろくろを回しながら陶器の形を造っていきますが、そのろくろが再上昇しているところをイメージしてみたら覚えやすいでしょう。 「陶器を造る者は、同じ土くれから、一つを尊い器に、他を卑しい 器に造りあげる権能がないのであろうか」(ローマ人への手紙第9章21節) 喩えるなら、陶器を造る人が同じ土くれから尊い器と卑しい器を造り分けるように、混合物から純物質を分ける操作が分離なのです。 また、どのような金属イオンが含まれているかを調べるには炎色反応を利用します。覚え方は有名で、色々とありますが、昔ながらの簡単かつ田舎っぽいバージョンを教えましょう。“Simple is the best.”です。 リアカー 無き K村の 加藤は 馬力で 努力 するべー Li (赤) Na (黄) K (紫) Ca (橙) Ba (黄緑) Cu (青緑) Sr (紅) PR |
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