しばらくの間、忍者ブログの不具合でアクセスできずにいたが、やっと再開したようだ。 かつて南予地方に密集する若宮神社の祭神を調べるため、愛媛県の図書館まで足を運んで、『愛媛県神社誌』(愛媛県神社庁、1974年)を閲覧、コピーしてきたことがあった。高知県内にどこか置いている図書館がないだろうかと探していたが、やっと見つけることができた。 やはり県をまたぐと、かなり祀られている神様が違っているように感じる。興味をひかれるポイントがいくつかあった。 ①山城国より勧請したとされる山城神社の存在。 ②瀬織津姫を祀る神社が多いこと。 ③斉明天皇や天智天皇の伝承を伝える神社がある。 ④明治40年代の神社合祀の跡が見られる。 とりわけ西条市の大元神社の由緒沿革に、次のような天智天皇の土佐国朝倉への行幸伝承が書かれていたことに目がとまった。土佐国側にも天智天皇についての伝承はあるので、不思議ではないが、隣県における伝承の存在によって、より真実味を帯びてくる。
何はともあれ、『愛媛県神社誌』が県内で閲覧できることが分かって、愛媛県の神社に関する参照が手軽となった。また、高知市朝倉丙2100の朝倉神社にまつわる伝承についても新たな切り口が見出せた。残念ながら、香川県と徳島県の神社誌については、まだ身近なところでは目にしていない。四国4県分揃っていれば申し分ないのだが……。 PR |
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