神母神社が建っている場所は土佐市宇佐町の県道39号線が宇佐湾に出る直前の中央分離帯。道路が整備される時に信仰深い人々が神社をそのまま残そうとしたことが感じられる。
高知県には、全国的に見られる稲荷神社はほとんど無く、その代わりに保食神(うけもちのかみ)を御祭神とする神母神社・通称おいげさんが多数祀られている。農業に関係の深い神様とされているものの、その実体ははっきりしない。 朝倉神社(土佐の二宮、延喜式内社)の祭神が天津羽羽神(あまつははがみ)といい、こちらも『古事記』『日本書紀』に登場しない神様である。もしかすると何らかの関連性があるのかもしれない。 PR |
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