室戸市吉良川町甲2413の御田八幡宮(祭神:誉田天皇、神功皇后)、室戸市佐喜浜町5621の佐喜浜八幡宮(祭神:応神天皇)にも寄ってみたが、高良神社は見つからなかった。この二社は旧郷社で、いずれも京都男体山の石清水八幡宮を勧請したものとされている。
野根八幡宮の脇宮として高良玉垂神社が存在しているという情報は以前から掴んでいて、リストにも加えていた。東洋町ホームページに以下のように紹介させている。
1 野根八幡宮の概説
高知県安芸郡東洋町野根小字中ノ坂に鎮座する野根八幡宮は、九州宇佐八幡宮の分社で祭神は応神天皇。鎌倉時代、野根宗惟氏の創建と伝承され、昔は八幡宮付近は野根川の川尻だったと言われています。古い棟礼記録には、室町時代・長享2年(1488)に若狭了泉、長亮3年(1489)に推宗兵庫亮長親、永禄9年(1566)に地頭惟宗右衛門助国長。江戸時代初期の慶長6年(1601)に富永頼母(甲浦・野根・佐喜浜代官)まどがあります。
ついに現地にやって来た。ホームページの記載によると野根八幡宮は九州宇佐八幡宮の分社であり、右に若宮神社、左に高良玉垂神社が祀られているのは、先に調査した羽根八幡宮(もと石清水八幡)とよく似ている。にも関わらず、勧請先が異なるのはやや疑問が残る。
境内に足を踏み入れてまず目にしたのは皇太神宮鳥居が残念なことになっていたことだ。つい最近のことだろうか。過去の写真では折れていない状態で撮影されている。本殿右横の脇宮が若宮神社、そして左の脇宮が高良玉垂神社のはずであるが……。
何ということだろうか。土台と屋根だけが残された状態で、見るも無惨な姿であった。なぜこんなことになったのか? そういえば先日の台風21号、高知市をそれて東側を通過してくれたので、ほとんど被害もなく助かったと思った。ところが室戸を直撃したため、室戸市や安芸郡近辺では甚大な被害が出たようだ。
とかく人間は、自分及び自分の身の回りのことしか考えられないエゴイスティックな存在なのかも知れない。現地の惨状を見聞して、改めて隣人への思いやりの欠如を恥じ入った。一日も早い復旧を願うばかりである。
野根八幡宮の脇宮として高良玉垂神社が存在しているという情報は以前から掴んでいて、リストにも加えていた。東洋町ホームページに以下のように紹介させている。
1 野根八幡宮の概説
高知県安芸郡東洋町野根小字中ノ坂に鎮座する野根八幡宮は、九州宇佐八幡宮の分社で祭神は応神天皇。鎌倉時代、野根宗惟氏の創建と伝承され、昔は八幡宮付近は野根川の川尻だったと言われています。古い棟礼記録には、室町時代・長享2年(1488)に若狭了泉、長亮3年(1489)に推宗兵庫亮長親、永禄9年(1566)に地頭惟宗右衛門助国長。江戸時代初期の慶長6年(1601)に富永頼母(甲浦・野根・佐喜浜代官)まどがあります。
社格は旧郷社、すなわち野根全域の氏神ですが、現代の氏子は、もと野根浦四町の在籍者(転出者も含む)が主体です。明治6年12月12日の火災で、本殿拝殿はじめ古記録すべてが焼失。翌年に再建。現在は、本殿・拝殿・通夜堂・御輿倉・脇宮二社(左側が高良玉垂神社・右側が若宮神社)のほか、境内社として皇太神宮、金比羅神社、琴平神社があります。また皇太神宮鳥居の元に力石2基(38㎏と61.5㎏)があります。
ついに現地にやって来た。ホームページの記載によると野根八幡宮は九州宇佐八幡宮の分社であり、右に若宮神社、左に高良玉垂神社が祀られているのは、先に調査した羽根八幡宮(もと石清水八幡)とよく似ている。にも関わらず、勧請先が異なるのはやや疑問が残る。
境内に足を踏み入れてまず目にしたのは皇太神宮鳥居が残念なことになっていたことだ。つい最近のことだろうか。過去の写真では折れていない状態で撮影されている。本殿右横の脇宮が若宮神社、そして左の脇宮が高良玉垂神社のはずであるが……。
何ということだろうか。土台と屋根だけが残された状態で、見るも無惨な姿であった。なぜこんなことになったのか? そういえば先日の台風21号、高知市をそれて東側を通過してくれたので、ほとんど被害もなく助かったと思った。ところが室戸を直撃したため、室戸市や安芸郡近辺では甚大な被害が出たようだ。
とかく人間は、自分及び自分の身の回りのことしか考えられないエゴイスティックな存在なのかも知れない。現地の惨状を見聞して、改めて隣人への思いやりの欠如を恥じ入った。一日も早い復旧を願うばかりである。
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塾講師
趣味:
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自己紹介:
大学時代に『「邪馬台国」はなかった』(古田武彦著)を読んで、夜寝られなくなりました。古代史に関心を持つようになったきっかけです。
算数・数学・理科・社会・国語・英語など、オールラウンドの指導経験あり。郷土史やルーツ探しなど研究を続けながら、信頼できる歴史像を探究しているところです。
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