月山神社の勧請「白鳳持統年中」と松野尾章行(1836-1903)の『皆山集①』に書かれている。月山神社は四国八十八か所番外霊場にもなっており観光の名所でもある。看板にも開基は「白鳳の世」と出ている。
九州年号探しを始める時に、ある人から「白鳳くらいはすぐに見つかるんじゃないの」と言われた。もちろん、白鳳地震(684年)についての記録及び伝承は実に多い。けれども、『日本書紀』『続日本紀』など正史に記録されたものはノーカウントである。 看板に記された月山神社の略縁起を以下に転載する。「古傳旧記等数度天変に逢い不残散失し事跡明詳ならす」とのこと。九州年号(倭国年号)発見と言える? 言えない? 月山神社略縁起 当神社は、月夜見尊、倉稲魂尊を祭神とし、表筒男、中筒男、底筒男の三神と事代主尊を合祀し、もと月山霊場守月山月光院南照寺と称せられ、両部習合の霊場であったが、明治元年より月山神社と改称して今日に至る。伝承によれば、遠く白鳳の世、後世修験道の開祖といわれる役小角が始めてこの山に入り月影の霊石を発見し、月夜見尊、倉稲魂尊を奉斎したのが開基といわれる。 後僧空海がこの霊石の前に、廿三夜月待の密供を行い、それより陰暦1月23日を例祭日とされた。 由来諸人の崇敬厚く、家内繁栄、海上安全、大漁を祈願する者、跡を断たない、また、四国八十八箇所番外札所として善男善女の詣ずるものも多い。 昭和33年大月町有形文化財として指定された。 大月町 ☆月山神社☆ 住所:高知県幡多郡大月町才角1444番 PR |
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