忍者ブログ
   「三角形の 2 辺のそれぞれの中点を結んだ線分は、 残りの 1 辺と平行であり、線分の長さはその辺の半分となる」
    平面幾何で登場する
中点連結定理。特に平行四辺形であることの証明問題などで用いることが多い。
    中学生クラスの数学の授業で「中点連結定理を使うと、同時に平行であることと線分の長さが二分の一であることが言える。2つの技が利用できて使い勝手がいい点では、喩えるならアーサーやウリエルみたいなものだ」と説明すると、「とっても分かりやすい」と即座に反応があった。もちろん、中にはキョトンとしている人(どちらかというと真面目なタイプ)もいた。
    この例えは、今時の子供達の大半が「モンスト(モンスター・ストライク)」というゲームをやっていることを前提としている。数多くのキャラクターがある中で、アーサーやウリエルはアンチ・ダメージウォールとアンチ重力バリアという二大ギミックに対応できるアビリティーを併せ持っている。
    真理は変わらないものだが、その表現方法は時代とともに移り変わっていく。若い世代に真実を伝えていくにも、工夫が必要なのだ。ちなみ韓国では「工夫」と書けば勉強を意味する。勉強するということは工夫することでもあるのだ。

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
Name:
Title:
Mail:
URL:
Color:
Comment:
pass: emoji:Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
『探訪―土左の歴史』第20号 (仁淀川歴史会、2024年7月)
600円
高知県の郷土史について、教科書にはない史実に基づく地元の歴史・地理などを少しでも知ってもらいたいとの思いからメンバーが研究した内容を発表しています。
最新CM
[10/12 服部静尚]
[04/18 菅野 拓]
[11/01 霜]
[08/15 上城 誠]
[08/11 上城 誠]
最新TB
プロフィール
HN:
朱儒国民
性別:
非公開
職業:
塾講師
趣味:
将棋、囲碁
自己紹介:
 大学時代に『「邪馬台国」はなかった』(古田武彦著)を読んで、夜寝られなくなりました。古代史に関心を持つようになったきっかけです。
 算数・数学・理科・社会・国語・英語など、オールラウンドの指導経験あり。郷土史やルーツ探しなど研究を続けながら、信頼できる歴史像を探究しているところです。
バーコード
ブログ内検索
P R
忍者アナライズ
忍者ブログ [PR]
Copyright(C) もう一つの歴史教科書問題 All Rights Reserved