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 遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

 長良川の堤防から初日の出を見ながら、白髭(しらひげ)神社(岐阜県大垣市墨俣町)で2023年元旦の初詣。岐阜県長良川沿いには複数の白髭神社が鎮座しているようです。案内板には次のように説明してあります。

白髭神社

(祭神) 猿田彦命

 もとは白髭大明神と言い、社家今村氏が代々務めていたという。寛文七年(一六六七年)と天和二年(一六八二年)の文書に大明神とあって、明治七年(一八七四年)に白髭社として届け、 明治一二年(一八七九年)に村社となった。続いて明治一三年 (一八八〇)には白髭神社として神社明細帳に記された。 白髭神社は舟運の無事を祈って建てられた神社であって、長良川沿いには多い。

▲大垣市墨俣町・白髭神社

 ここは美濃国安八郡式内社の荒方神社(荒方明神)の論社の一つです。元々の位置は現在の犀川河川敷であり、本巣郡と安八郡の境に存在したといいます。墨俣城の北に位置し、境内は一夜城址公園の一部となっています。元日のこの日、公園内で羽根突きをしている姿が見られました。
 東隣りにある境内社は豊国神社。これは墨俣城の模擬天守閣(大垣市墨俣歴史資料館)が築かれた際、大阪城公園の豊國神社から分祀したそうです。なお、大阪の豊國神社の祭神は豊臣秀吉、豊臣秀頼、豊臣秀長ですが、豊国神社に分祀された祭神は豊臣秀吉のみとのこと。
 初日の出に集まった人々に、地元の方が2023年の干支である兎のストラップを配っていました。新年早々、福を分けていただき、有難い一年のスタートとなりました。



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『探訪―土左の歴史』第19号 (仁淀川歴史会、2023年6月)
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 大学時代に『「邪馬台国」はなかった』(古田武彦著)を読んで、夜寝られなくなりました。古代史に関心を持つようになったきっかけです。
 算数・数学・理科・社会・国語・英語など、オールラウンドの指導経験あり。郷土史やルーツ探しなど研究を続けながら、信頼できる歴史像を探究しているところです。
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