忍者ブログ
 2026年7月20日(月・祝)の海の日。ずっと訪問したいと思っていた徳島市の高良神社へ向かうことにした。徳島市飯谷町高良14の高良神社と徳島市応神町古川字高良6の高良神社。高良神社といえば多くの場合、境内社として八幡宮などに合祀されていることが多い。ところが徳島県では摂社などではなく、単立の高良神社として鎮座しているところが多い。特に徳島市の2社は規模もそこそこで、地名に「高良」と名付けられていることから、地域で大切に祀られてきたことが伺える。


 『徳島県神社誌』(徳島県神社庁教化委員会、昭和56年)には次のように書かれている。

高良神社 旧村社

徳島市飯谷町高良一四
主祭神 高良玉垂命
例祭 十月三日
境内地 一二〇坪
主要建物 本殿 幣拝殿 猶予所
氏子 一〇〇戸
由緒 創立年代不詳。『寛保改神社帳』に
「飯谷村高良大明神 別当醍醐寺」とある。
宮司 武辻龍男
責任役員 手城繁市 小川雅雄 福永邦男

高良神社碑
1 ここ、高良神社には、高良玉垂の命の御霊が祀られている。高良玉垂の命とは、武内宿禰のことで、第8代孝元天皇の孫に当たり、多くの神格を持った神である。
2 伝説(古事記)では、300歳を超える世の長人遠人とあり、棟梁の臣となり日本国初の大臣として君臨、天皇を補佐した。
(名高百勇伝)では、景行天皇に始まり、成務、仲哀、応神、仁徳と、5代の天皇に仕え在官240余年とあり長寿を誇り文武、政治能力抜群であったことが窺われる。
3 御神徳 心願成就の神様とあり、特に長寿、子孫繁栄など。
4 功績 古事記によると、神功皇后と新羅遠征、景行天皇と蝦夷地視察、応神天皇誕生後の籠坂、忍熊王子の反乱討伐など。

5 審神者でありまた特殊な能力 「日本書記」では、神田の溝を掘る時に、邪魔になろ大岩があり、武内宿禰が祈ると落雷がその大岩を打ち砕いた。
御神名 玉垂の名の由来は「本朝神社考」によると、新羅海上戦で潮の干満を採る玉を海中に投げ入れて戦勝したことにちなみ、高良大明神玉垂の命となる。

【由来】
 ここに祀ることとなった由縁(年代不詳)言い伝え
 昔、台風で多くの民家が流されてきたほどの大水があった。そのとき「神の駒」と思われるものが本村に流れ着いていたが、いつの間にかそれが流れだし対岸の沖野側に流れ着いていた。 そのときの濁流は両村の山から山へと達し、川幅は広く少しの距離を流れたくらいで対岸に着くとは不思議に思い調べてみると、霊剣な高良大明神玉垂命の御璽であった。これは正に神業と着いた所を小高く盛土をし、盛土を回る馬場(幅12メートル、長さ50~60メートル)を造り、神の御旅所としてここに鎮座した。
 両村民は氏神として奉斎父祖伝来のこの社を、魂の故郷、心の拠り所として敬神崇祖を捧げてまいりました。ところが昨今、 河川工事や県道拡幅により地形も変わり、変わりゆく世相で、 由来も次第に分からなくなってゆく今昔を碑をもって伝えることとする。
 用地は、神域、馬場、共に高野氏の寄進である。
  平成十六年十月吉日    宮総代

 主祭神は高良玉垂命である。「高良玉垂の命とは、武内宿禰のことで、第8代孝元天皇の孫に当たり、多くの神格を持った神である」と碑に刻まれており、徳島県では「高良玉垂命=武内宿禰」との考えが主流のようだ。


拍手[0回]

PR
|HOME| Next ≫
この記事にコメントする
Name:
Title:
Mail:
URL:
Color:
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
Comment:
pass: emoji:Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
09 2026/10 11
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
フリーエリア
『土佐史学』創刊号
(土佐歴史学会、2026年1月)
500円
「土佐歴史学会」が『土佐史学』創刊号を発刊。研究論文2本、他。 2015年より開始した土佐歴史再発見研究会、土佐歴史研究交流会、 土佐歴史研究会などの研究会活動を経て、2024年新たに土佐歴史学会を設立。ホームページにも活動紹介あり。今、歴史の扉が開かれる。
最新CM
[09/21 https://aci-nm.org/]
[09/15 https://Theidf.org/]
[09/15 https://homt.net]
[09/14 Sang]
[08/27 エクスネス ログイン]
最新TB
プロフィール
HN:
朱儒国民
性別:
非公開
職業:
塾講師
趣味:
将棋、囲碁
自己紹介:
 大学時代に『「邪馬台国」はなかった』(古田武彦著)を読んで、夜寝られなくなりました。古代史に関心を持つようになったきっかけです。
 算数・数学・理科・社会・国語・英語など、オールラウンドの指導経験あり。郷土史やルーツ探しなど研究を続けながら、信頼できる歴史像を探究しているところです。
バーコード
ブログ内検索
P R
忍者アナライズ
忍者ブログ [PR]
Copyright(C) もう一つの歴史教科書問題 All Rights Reserved